プラスチック加工なら樹脂加工屋の【三友彫刻工業所】 | PVDF

プラスチック加工なら樹脂加工屋の【三友彫刻工業所】

MENU

PVDF

特長 注意点
  • 耐薬品性に優れる
  • 連続使用温度150℃
  • 食品衛生法適合
  • 低発煙性である
  • 耐候性があり屋外の使用に耐える
  • 加工性が良い
  • PTFEと比較すると耐薬品性に劣る
  • PTFEと比較すると耐熱温度に劣る




PVDFレーダーチャートPVDF切削加工品
  • PVDFナチュラルグレード
  • PVDF-SY(FM4910規格適合グレード)











 

単位

ASTM

試験方法

ポリビニリデンフルオライド

透明性

 

 

透明~不透明

比重

 

D792

1.77~1.78

引張強さ

MPa

D638

25~50

破断時伸び

D638

10~600

引張弾性率

MPa

D638

1400~2500

圧縮強さ

MPa

D695

55~69

曲げ強さ

MPa

D790

67~94

衝撃強さ アイゾットノッチ

J/m

D256

133~160

硬さ ロックウェル

 

D785

R79~83,85

硬さ ショア  

D2240

D80~82

硬さ バーコル

 

D2583

D65~70

線膨張率

×10-5/℃

D696

7.0~14.2

荷重撓み温度1.81MPa

D648

84~118

耐熱温度(連続)

 

150

体積抵抗率

Ω・cm

D257

1014

絶縁破壊強さ

kV/mm

D149

10~11

誘電率

106Hz

D150

6.4

耐アーク性

sec

D495

50~70

吸水率(24h)

重量%

D570

0.03~0.06

燃焼性

mm/min

D635

自消性

耐酸・耐アルカリ性

 

D543

発煙硫酸に侵される

耐溶剤性

 

D543

耐える

【引用資料】「プラスチック読本」(2014)プラスチックス・エージ発行

  • タンパク質を調べる時にPVDFを使うと聞いたのですが・・・
  • タンパク質を検出するのにウェスタンブロッティング(western blotting)という方法があります。これは、電気泳動で分離したタンパク質を膜に転写した後、抗体を利用して目的のタンパク質のみを検出する手法なのですが、この時にタンパク質を転写する膜にPVDFが利用されています。

  • 同じフッ素樹脂のPTFEと比較してPVDFはどこが優れていますか?
  • PTFEと比較すると耐薬品性に劣り、発煙硫酸、100℃以上の苛性ソーダ、アセトン、酢酸エチル、DMF、DMA、ケトン、エステル、環状エーテル、アミド類、その他極性溶剤に対して軟化や溶解が発生します。耐熱面でも連続使用温度が130℃とPTFEの260℃に及びません。すべり特性、非粘着性でも幾分劣りはしますが、フッ素樹脂の中で最高の機械的強度や衝撃強度を持ち、射出成型や溶接が可能であることなど優れた加工性を有しています。

  • PVDFで濾過フィルターを作りたいのですが、御社で可能ですか?
  • フィルターのメンブレン、中空糸などは弊社で製造出来ません。PVDF製シリンジフィルターは既製品が簡単に入手できるので、既製品を上手に使ってみては如何でしょうか。

プラスチック加工素材紹介

高密度ポリエチレン

ポリプロピレン

ABS樹脂

塩化ビニル

アクリル樹脂

ポリアミド

ポリアセタール

ポリカーボネート

変性PPE

PBT

PET

超高分子PE

PPS

ポリイミド

PEI

PEEK

PSF

PES

液晶ポリマー

PTFE

PVDF

ベークライト

ガラスエポキシ

その他のプラスチック素材